ダグラス・ハーディングの会に参加しました

先日、岐阜で行われた
髙木悠鼓さん主催の
ダグラス・ハーディングの会
に参加しました。

ダグラスさんは
本当の自分とは何か?
を確かめる実験の開発者。

知識・概念を介さず
純粋に
見たまま・感じたまま
に基づいて
自分の本質に気付いていく実験です。

実験を通して
自分の身体や
身の周りのものを
ありのままに見ていくと
自分はどこにも居ない!
空っぽだ!
というのが良く分かります!

実をいうと
これは
非二元(ノンデュアリティー・悟り・覚醒)を
体験する実験なのです。

判断・解釈・分析
することなく
ただ純粋に
見る・聴く・触れるに専念する。
それはまさに
禅と同じなのです。

禅と違うのは
見る・聴く・触れると同時に
問いかけによって
確認するポイントを
誘導してもらうところです。

その日の実験で
まず僕がハッとしたのは
実験道具の
紙袋を覗いた時です。

紙袋の底には
鏡がくっ付けてあり
顔を突っ込んで覗くと
20cm先に
鏡に映った
自分の顔だけが
見えるようになっています。

それは確かに
見慣れた自分の顔。
ですが
見る事だけに専念しているせいか
それは妙に物質的で
これが自分だという事に
不思議な違和感を感じました。

次に
ハッとしたのは
紙の筒の両端から
二人が顔を突っ込んで向き合い
観察する実験。

僕は紙の筒に顔を突っ込み
初対面の男性と
互いの顔を
マジマジと見つめ合いました。

そこにあるのは
お相手の顔だけ。
自分の顔は
見ることが出来ない。

この状態で
高木さんからの
問いかけが聴こえます。
例えば

もしあなたが
透明でないとしたら、
向こうの顔は
不透明なものとして、
見ることができますか?

という感じに。
そう、
お相手の顔をありのままに見る
ただそれだけをしている時
こちらには
何もないのです!

そもそも
こちらとあちらすらもないのです!

それから
こんな風にも
問いかけられました。

受け入れたいとか
受け入れたくないとかに関わらず
あなたは向こうの顔を
既に受け入れているのではないですか?

それを聴いて
受け入れるって何?
受け入れようと
努力しなくても
確かに今こちらは
お相手の顔で満たされている
お相手の顔を受け入れている

え?これが受容?

今まで相手に
ポジティブなイメージを持つのが
受容とばかり思ってたけど
それって
ただのビリーフ(信じてる事・思い込み)だったんだ!
何や最初から出来てたやん!

という思いがやってきた途端
静かな感動に満たされて
何かが溶けてるのを感じました。

そして愛は
求めなくても
得ようとしなくても
最初から全部
包み込んでくれていたのだ!
という思いがやってきました。

そして今まで
受け入れようと努めても
受け入れられなかった人達の顔が
愛しさと共に
浮かんできたのです!
何とも不思議な体験でした!

今までは
受け入れられない人達を
思い浮かべると
軽い痛みのような感覚と共に
会うのを避けたい感じがありました。

今、その人達を
思い浮かべると
痛みやほろ苦さは微かに感じるのですが
同時に
ほのかな愛しさも感じるのです。

愛に包まれている感覚に
とどまったまま
実際にその人に会ってみると
どうなるのか?
ちょっと怖いけど楽しみです!

高木さん、参加者の皆さま
素晴らしい時間をありがとうございました!

あなたが世界の中にいるのではなく、世界があなたの中にあります!

髙木悠鼓さんのサイト
シンプル堂へようこそ

ダグラス・ハーディングの実験。
リチャード・ラングさんによるYouTubeの実験動画のリンクもあります。
ダグラス・ハーディングが開発した自己探求の方法

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