何故感情が湧いてくるの? 感情が表れる仕組み

今までお伝えした通り
幸せと感情は
切っても切り離せないもの。

だからと言って
幸せで居られるように
心地良い感情だけを感じていよう!
と思っても
表れる感情は
思い通りには選べませんね。

今までの
人生を振り返って
怒りが
悲しみが
虚しさが
孤独感が表れた時
あなたは
どう対処してきたでしょうか?

この対処が
人生の重要な分岐点に
なった場面もあるのでは?

ところで
そもそも何故
感情は湧いてくるのでしょう?

人生の色んな場面で
表れる感情。
その
感情が表れた理由を知る事は
あなたが
本当に望む選択をする
重要な手掛かりになります。

例えば
怒りに任せて
つい相手を傷付けてしまった。

そんな時
自分の望みは
相手を傷付ける事だったのか?
それとも本当は
他に望んでいる事があったのか?

怒りと向き合えば
感情が表れた理由が見えてきます。

大抵の人は
怒りが表れた原因は自分の外側にある。
と思っていますが
これは実は錯覚なんです。

怒りが表れた
本当の原因は自分の内側にあります。


自分の外側で起きてる事は
実は
怒りが表れるきっかけになってくれた
有難い存在なのです。

感情が表れた理由が分かれば
自分が本当に望んでる事が
見えてきます!


そうなれば
目の前の出来事に
最善の対処が出来るようになるし
望まない現実
しなくても良い苦労を体験する機会を
格段に減らせるのです!

このように
人生に大きな影響を与える
感情を知るには
まず
感情が表れる仕組みを知る!
これが近道です。

これからその
感情が表れる仕組みを
一緒に見ていく事にしましょう!

感情は解釈から生まれる

殆どの人が
気付いていないのですが
僕たちは普段
目の前の出来事を
ありのままに体験しているのではなく
出来事に対する
解釈の方を事実と思い込んで
暮らしています。


具体例で示すと

挨拶したら相手は黙って通り過ぎた。という事実に対して、挨拶したのに無視された。という解釈が表れた。この「無視された」という解釈の方を僕たちは事実だと思い込んでいるのです。
僕たちは解釈を事実と思い込んでいる

この解釈が
感情を生み出す元になっています。
つまり
上の解釈から生まれる感情は
例えばこんな感じです。

「挨拶したのに無視された」という解釈から「怒り」の感情が湧いた。

感情は解釈から生まれる

また
同じ出来事でも
別の解釈をすると
どんな感情が生まれるのかを
見てみましょう。

「悩みがあって考え事をしてるのかも」という解釈から「慈しみ」の感情が湧いた。
解釈が違うと表れる感情も違う

解釈が違うと
表れる感情も
全く違うものになりますね!

では何故
そんな解釈が表れるのでしょう?

解釈はビリーフから生まれる

出来事に対して
解釈が表れるその訳は
誰でも心の中にビリーフを持っている
からなんです。
つまり
解釈はビリーフから生まれます。
図に表すとこうなります。

僕達はビリーフと重ね合わせて事実を解釈している。その解釈が感情を生み出す。
事実とビリーフ・解釈・感情の関係

僕達は
ビリーフと重ね合わせて
出来事を解釈しています。

つまり
ビリーフによって
事実がありのままに
見えなくなっているんです。

僕が学んだ
非二元・悟りをベースにした心理セラピー
OAD(Open Awareness Dialogue)
(代表 溝口あゆか氏)の
インテグレイテッド心理学(integrated psychology)

心の仕組みと非二元(悟り)の教えを統合させた心理学
では
ビリーフを色セロファンに例えて
僕達は
色セロファンを通して世界を体験している。
と説いています。

また
チベットの教えゾクチェンでは
太陽を隠す雲に例えて
説いています。

つまり
太陽 = あるがままの事実
雲  = ビリーフ
という訳です。

ビリーフは
ゾクチェンでいうカルマの一つです。
カルマとは
過去の経験によって固着した観念。
今に影響を及ぼしている
記憶の蓄積の事です。

ビリーフとは?

ビリーフとは

  • 信じている事・信念
  • 思い込み
  • 正しい・当然だと思っている事

の事です。

具体例をあげると

  • 人に迷惑をかけてはならない
  • 不平・不満・愚痴を言うべきではない
  • 涙を見せてはいけない
  • 苦しくても苦しいと言ってはいけない
  • いつも笑顔で居るべき
  • 我儘を言ってはいけない
  • 知っている人に会ったら挨拶をすべきだ
  • 間違える事は恥ずかしい事だ
  • 人を不快にさせてはいけない
  • 役に立つ人間でなければならない
  • 苦労を避けていては幸せになれない
  • 母親は子供を守らなければならない
  • 仕事を早く沢山出来る人が価値のある人
  • お金を沢山稼ぐ人が優れている人
  • 精神性の高い人が優れている人

など
家庭や学校、会社など
日々の暮らしの経験から
培ったものです。

上の図に
具体的なビリーフを当てはめると
例えばこんな感じになります。

「知ってる人に会ったら挨拶すべきだ」というビリーフを持っていると「挨拶したのに無視された」という解釈が生まれる。その解釈から「怒り」の感情が生まれる。

事実とビリーフ・解釈・感情の関係の具体例

つまり
ビリーフは
出来事を評価・ジャッジする基準
でもあるのです。

このような仕組みで
感情は表れるのですが
普段僕たちは
出来事に対して
パブロフの犬のように
条件反射的に反応している
ので
解釈と感情しか
認識できていなくて
ありのままの事実とビリーフは
見えていない。


だから
事実ではなく
解釈の方を現実と
思い込んでいるのです。

つまり
こんな感じです。

僕達は条件反射的に表れる「挨拶したのに無視された」という解釈と、それに伴って表れる感情だけしか知覚できていなくて、
事実とビリーフは見えていない。
僕達には事実とビリーフが見えていない

事実とビリーフが見えていない。
だから僕達は
感情が表れた原因は自分の外側にある
と錯覚してしまう
んですね。

上に挙げたビリーフは
顕在意識で知覚でき
自分でも自覚できるものです。

それだけでなく
自分では自覚できない
潜在意識の中にも
ビリーフは隠れています。


次回は
潜在意識に隠れたビリーフについて
お伝えします!

コメント

  1. Sakata より:

    面白いですね
    私の場合は内観と言う方法で
    言われているBelifeを取るように(外すように)
    言っています。

    図に表すと解りやすいので
    私のサイトでも
    図に出来る所はして行きたいと思いました。

    • しげるん より:

      Sakataさん初めまして❣
      図は良いですよ❣
      是非ご活用を❣

      今本当の事が見えにくくて
      本当の事を探してる人は
      沢山居ると思います❣

      お互い励みましょう❣
      Sakataさんのウェブサイト
      のご紹介ありがとうございます❣
      読ませて頂きますね❣

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