15日は育生町にある
陶芸の童心窯の窯出しでした。
軽トラ10杯分の薪(松)を
2週間ぶっとおしで焚き続けます。
1300℃になるまで
徐々に温度を上げて
ゆっくり冷まします。
土は信楽の土。
熊野の土は
1300℃では
ふにゃっとなってしまうそうです。
仕上がりは自然任せ。
陶土のガラス質と松の灰が融合して、
表面に模様が出来ます。
結果は土の性質だけでなく
窯のどこに作品を置くか
どんなふうに炎が廻るか
によるので
開けてみるまで分らない
・・思い通りにコントロールするのでなく
自然にゆだねる作品作り
・・人の計算が及ばない領域
それが自然の力
・・そんなことも実感できる世界のようです。
童心窯は誰でも陶芸ができます。
土の材料費だけで良いそうです。
軽トラ10杯分の薪を調達する
・・それだけでも大変なのに何で?
って思いも湧いてきますが
経済中心に動く文化とは違う文化が
育生町にはあります。
窯だしの後は宴会が始まります!
ヨモギ餅、魚、さんまのなれ寿司、猪汁・・地元ならではの料理が一杯!
(食べるのに夢中で写真を忘れました。)
市役所の人が、お抹茶を立てて下さいました。
熊野市保健福祉センターで
月1回開かれる認知症カフェ(88カフェ)では
童心窯のカップが使われるそうです。
育生町に
陶芸を楽しみに来て下さい!
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